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Soarist Cafe に参加して、そしてクロスカントリーの世界へ!!!②

②市岡さんのフライトに乗せていただきXCを体験!

Cafeに参加したのにはもう一つの目的がありました。ある日ある方に板倉から車で家近くまで送ってもらっている会話の中で、同年代でもう500時間程飛んでいて、XCをバンバンしている人がいる、今度のSoarist Cafeではその人に会ってみてはどうか?というアドバイスを受けました。

私はそれを聞きそんな怪物級の人の話は聞いてみたい!会ってみたい!と思ったのが、Cafe参加の動機だったのです。そしてCafeでは、運の良いことにその当人の市岡さんがどのようにXCフライトを組み立てているかの講習の時間があり、聞くことができました。

そして有難いことに懇親会にて是非一緒に飛びましょうとお声がけいただき、自分なりに準備をしてフライト当日3月23日を迎えました。

実際にフライト前に用意したすり鉢の早見表と地図、市岡さんの講習を手本にした

23日は残念ながら、曇天に、、、ピュアのフライトは諦め、東京グライダークラブさんのご厚意で、北関東エリアの滑空場をファルケで回らせていただきました。

また撤収後のハンガートークにて真壁滑空場の周辺空域の注意点(パラグライダーが筑波山、加波山にはいっぱい!東を低高度で旅客機が通る)や、真壁滑空場の周辺気象条件(日光ブロックから延びる2つのコンバージェンスライン、360度使える筑波山のリッジ等)について楽しい話を聞かせていただきました。

3月24日は市岡さんとXCトライ!(気象条件は下記)

風 北西3mから強いときは7m

気温 最低気温マイナス2度 最高気温14度

気圧配置 下図

コンディション 真壁から北西へクラウドストリート、宇都宮の方はCuが点在

市岡さんには鹿沼を超えて日光の近くまで連れて行ってもらいました。

飛行時間5時間10分、飛行距離片道50km、獲得高度1000mのビックフライトでした。詳細は下記OLCに。

このフライトでは、自身で操縦して市岡さんからアドバイスをもらうことより、自分は操縦から離れて、市岡さんがどのように判断してXCを進めていくのか?を観察することに努めました。

私がこのフライトから学んだこと!

1.目的地、帰投地への距離と現在の高度だけを確認して、すり鉢の移動を意識するのではなく、滑空場に対しての距離高度比を分かるようにしておく。(下図Required L/D)

このReqL/Dが飛行前に自分で設定したL/Dを超えないように飛行する。 現在の滑空がどれくらいのL/Dか? (current L/D)を表示しておくと良い情報になる。

2.常に自分の行く方向、帰る方向の気象条件の変化を確認しておく。雲底の高さに注目。

3.事前にすり鉢の基準とする滑空場はGPS無しで分かるようにしておく。前に出る安心感が違う。勘違いすると取り返しのつかないことになる。(前日のファルケでの視察がとても良かった。)

4.プラスを外してきたら広く探る。プラスがその日のフライトの感じから+4m/sくらいがコアだと思っていたら、それより弱いときはもう少し回りを探してみて、強いところであがる。

(サーマルの端っこで上がらないコアに寄せて回る。)

5.旋回中に他の周辺の雲の成長具合を確認する。比較する。

6.ブルーを突っ切るより上がるところ(雲を繋ぐ、山頂を繋ぐ。)を遠回りでも通る意識を持てば、キープハイを保て結果的に速く移動できることもある。

7.サーマルは暖まりやすそうな所、風向、トリガーを意識して飛ぶ。地面と関連付けて飛ぶことでブルーの時にその経験が活きてくる。

8.雲底で上がりが悪くなったら色の濃いところに行ってみる。太陽光側に行ってみる。

9.高い高度を獲得したら最良滑空比速度でしっかり伸ばす。(結構メリハリがある。)途中のプラスは一個一個回るのではなく、通って繋いでいくイメージ。

10.WP滑空比(Req L/D)がしんどい時は、着陸可能地に真っ直ぐ寄せていくのではなく、上がる可能性のある方に寄せる。上がっていればどんなに弱くても根気よく丁寧に回る。

11.全体的なフライトの視点では、沈下は少なくする。(できれば通らない。早く抜ける。

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